130日_日本縦断食べる旅。
食べた郷土料理のお寿司は13種。
うち道の駅での出会いが6種です。
だから好きなんですよねー、道の駅。
お寿司の歴史は古く、起源は東南アジアのなれずし(熟鮓)とされています。
魚を保存するため、魚とお米を乳酸発酵させたもの。
弥生時代頃に日本に入りますが、ごはんというより魚の保存食でした。
江戸時代になり、発酵させないものも食べられるようになります。
寿司というとまっさに思い浮かべる握りずしは、江戸末期に生まれたそうです。
旅行全体像
【熊本県南関町】南関あげ巻き寿司
南海町名物の南海あげを使った巻き寿司。
南関あげは、江戸時代初期の島原の乱の後、四国伊予松山からの移住民の中に油あげの製法を知る人がいて、そこから伝わったのが始まりとされる。
物産館 いきいき村で購入。
【佐賀県白石町】須古ずし
白石町の郷土料理。
500年以上の歴史を持つ。
室町時代、領主が米の品質改良に努めた結果、その米は寿司飯・酒造米として有名になった。それに感謝した領民が寿司を献上したのが始まりと言われる。
酢飯を木箱に詰め、タケノコや奈良漬、ムツゴロウのかば焼き、錦糸卵、甘辛く煮たシイタケ・ゴボウ・ニンジンなどをのせ押しずしにし、ヘラを使って切り分ける。お祝い料理。
本来はムツゴロウのかば焼きを具材に使うが、近年はムツゴロウが手に入りにくいため、エビやコノシロなどで代用。
Aコープしろいし店で購入。
【奈良県吉野町】柿の葉すし
五條、吉野地域の郷土料理
塩で締めたサバと酢飯を柿の葉で包んだ押し寿司。
酢と柿の葉には防腐効果がある。
【和歌山県】早ずし
時間をかけて発酵させる「なれずし」に対し、発酵させずに酢で食べるのが「早ずし」。
まさかラーメン屋で出会うとは思わなんだ。
和歌山ラーメンのサイドメニューの常連らしい。
楠本屋(南海市)にて。
さばの押しずし。
【和歌山県有田川町】たこなずし
吉野界隈では、ミョウガの葉のことをたこなというらしい。
和歌山北部でもいうのかな。
香り付けに包んでいるため、葉は食べない。
締めたサバのお寿司にほんのりみょうがの香りがさわやか。
道の駅 明恵ふるさと館(有田川町)で購入。
【和歌山県有田川町】わさびすし
有田川町清水の郷土料理。
酢飯をわさび葉で巻いた寿司。
赤玉食堂のわさびすしは、 酢飯にしめ鯖、スモークサーモン、本わさび、鮎の甘露煮などがのっていた。
わさび苦手だけど、これはツンとこなくて美味しかった。
ありたっこ(有田川町)で購入。
【和歌山県】めはりずし
和歌山県と三重県にまたがる熊野地方、および奈良県吉野郡を中心とした吉野地方の郷土料理。
高菜の浅漬けでごはんをくるんだもの。
寿司ではなくおにぎり。
道の駅熊野古道中辺路で購入。
伏拝茶屋(熊野古道)
【和歌山県】なれずし
古来のお寿司。
塩漬けした魚と米を漬け込み乳酸発酵させたもの。酢を使わない。
東宝茶屋(新宮市) にてさんまのなれずし。
発酵一ヶ月ほどとのことで、思ったよりマイルドで食べやすかった。 30年ものを好む人もいるそう。
【三重県紀宝町】さんまずし
志摩半島から和歌山県熊野灘沿岸一帯に伝わる郷土料理。
酢飯の上にしめたさんま。
主に祝いの席や祭事などで食べられる。
道の駅ウミガメ公園(紀宝町)で購入。
【愛知県豊川市】いなり寿司発祥の地
いなり寿司の発祥の地(諸説あり) 豊川稲荷の門前町。
いなり寿司に関する最古の資料は江戸時代末期。
巻きずしとのセットを最初に助六と読んだのは名古屋といわれる。
おきつね本舗(豊川市)で購入。
4つ600円のいなり寿司買うのに駐車料金600円。。。
【千葉県】太巻きずし
房総半島の郷土料理。
冠婚葬祭や祝い事の時にふるまわれる。
多種多様な華やかな絵柄は、いつから、どんなふうに取り入れられたのだろう。
道の駅オライはすぬま(山武市)にて購入。
【青森県深浦町】いかのすし
下北半島の郷土料理。
もち米やご飯ではなく、塩漬けしたキャベツ、ニンジン等の野菜を詰めている。
道の駅ふかうら(深浦町)にて購入。
ヤリイカのすし。
イカだけでなく、いろんな種類があった。
【島根県大田市】押し寿司
大田市の郷土料理。
祭りや祝い事には欠かせない押し寿司。
酢飯の間に、甘辛く味付けしたかんぴょう、しいたけ等をはさみ、錦糸卵をあしらって、専用の木枠で形成。
道の駅ごいせ仁摩(大田市)にて購入。