【宮崎】青島|寅さんロケ地グルメ

『男はつらいよ 寅次郎の青春』(風吹ジュン)の冒頭で、寅さんがポンシュウとバイしていたのが青島です。

昭和30年代後半から50年代初頭にかけては、新婚旅行のメッカとして人気を集めていました。

今でも宮崎の主要観光名所である青島を、ちょっとディープにご紹介します。
神話、景色、パワースポットと魅力満載の地ですが、私のブログらしく、青島の名物お菓子と郷土玩具についても書いています。

 

 

宮崎の『男はつらいよ』ロケ地はこちら↓↓↓

【宮崎】男はつらいよ ロケ地
宮崎での寅さんロケ地巡りはシンプル。 舞台になったのは、45作目 『寅次郎の青春』のみ。 そして、ロケ地は南部に固まっています。 45作目 男はつらいよ 寅次郎の青春 公開 平成4年(1992年)12...

 

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青島

青島神社

鬼の洗濯岩とよばれる奇岩が取り囲む、周囲1.5kmほどの小さな小島、青島。
島全体が境内となる神社で、昔は霊地として一般の入島が許されていませんでした。
現在は、橋を渡って行くことができます。

鬼の洗濯岩

また、海幸彦・山幸彦神話の舞台とも言われています。

 

昔々、二人の兄弟がいました。
兄の海幸彦は海で漁を、弟の山幸彦は山で猟をしていました。
ある日、二人は道具と猟場を交換してみようということになりました。
山幸彦は兄の海幸彦から借りた大事な釣り針を失くしてしまいます。
探し回る山幸彦、塩筒大神という神様のアドバイスで、海の宮殿へ。
そこで豊玉姫と出会い、結婚。
豊玉姫の助けもあって釣り針も見り、戻って兄に釣り針を返したのが青島だったのです。

 

青島は、山幸彦と豊玉姫と塩筒大神を祀っており、縁結び神社、パワースポットとしても人気です。

また、山幸彦は浦島太郎のモデルとも言われています。

ちなみに青島から20kmほど離れたところにある鵜戸神宮で、豊玉姫は出産したといわれています。
こちらも風光明媚なおすすめ神社です。

 

弥生橋を渡って島へ。
島には熱帯・亜熱帯性植物(主にビロウ)が生い茂り、赤い鳥居が南国の青い空と海によく映えます。

本殿脇、たくさんの絵馬が掛かった祈りの古道の先に本宮があります。

本殿

 

祈りの古道

本宮

 

境内には、たくさんの願掛けスポットがついついやってみたくなるので、小銭のご用意を。

 

御縁継ぎ
お賽銭(5円玉・50円玉)を棒に刺し、どのような縁を継ぎたいか心の中で祈りながら石臼を回す。

 

おもかる石
想像した重さと実際の重さで、すぐに願うが叶うかどうかが分かる。

 

鯛みくじ
鯛の形をした可愛らしいみくじを、釣り上げる。

 

御魂神事
ス、スマートボール?

 

天の平瓮投げ
古代からの祭祀址とされるこの場所で、吉凶を占う神事に用いられた薄い土器の皿(平瓮)に願いを込め、磐境に向かって投げる。平瓮が磐境に入れば心願成就、割れれば開運厄除。

などなど、まだ他にもあります。

昭和40年代、宮崎は新婚旅行のメッカともいわれるくらい、ブームに沸いていました。
青い海、青い空、色鮮やかな花々、南国ムードを盛り上げるフェニックス並木。
昭和天皇の娘と旧佐土原藩島津家の息子が結婚、新婚旅行先が宮崎だったことがブームの火付け役となりました。

 

それでは、橋を渡って本土のほうの見所へ。

幸せの黄色いポスト

豊玉姫と山幸彦が恋文をやりとりしたとの神話があるそうです。
普通に利用できるポストです。
インスタ映えスポットとしても人気。

 

青島ビーチパーク

幸せの黄色いポストのすぐそば。

⇒  青島ビーチパークの公式サイト

飲食店が数店。
海風を浴びながら、喉を潤したり、小腹を満たしたり。

 

宮交ボタニック ガーデン青島

青島ビーチパークの向かいの亜熱帯植物園。

 

宮崎県産フルーツを使ったスイーツを提供する、パラボラチョカフェもあります。
マンゴーメニューも充実。

 

青島参道商店街

青島駅から青島の間に続く参道の両脇には土産物屋や飲食店が並びます。

 

青島温泉

実は、青島、温泉地です。

海岸沿いには、「美肌の湯」と呼ばれる微炭酸の湯が特徴の温泉施設も点在。

日向灘の大海原や鬼の洗濯岩の景観を眺められる浴場を持つホテルのいくつかは、日帰り湯も受け入れています。

 

青島グルメ

青島のご当地グルメは、青島ガーリックシュリンプ。
2020年誕生と新しいです。
「日本のハワイ」と呼ばれた青島に定着させ地域ブランド化を目指しています。

 

県外からの旅行者におすすめしたいのは、「釜揚げうどん 岩見」です。
宮崎は住んでる人も自覚ないんじゃないかと思うんですが、知る人ぞ知るうどん県です。
中でも、コシのない麺に少し甘めの優しい汁の釜揚げうどんが宮崎らしいのではないでしょうか。
青島駅前に、人気店・岩見の本店があります。

宮崎で釜揚げうどんを食べる時は、魚ずしを追加するのが基本です。

 

青島の郷土玩具

神ひな

安産、縁結びのお守り。
青島神社境内、お守り屋さんで購入可。

その歴史は古く、安永年間(1772〜1781)の記録にも載っているそう。
絵馬の柄にもなっています。

 

貝殻作りの亀

青島に昔からあるお土産玩具。

参道の土産物屋で購入可。
年々見かける数や頻度が減っていますが、参拝客が多い時は、鳥居付近に露天商が出ます。

昔は気にも留めなかったこういう置物が、最近はレトロ可愛くってたまらない。

 

青島のお菓子

青島ういろう

本間商店

うるち米を主原料に、砂糖を加えて蒸したもの。
賞味期限当日。
お土産用に日保ちするものもありますが、新鮮で余計なものの入ってないういろうをぜひご賞味あれ。

明治10年頃、青島で旅館をしていた鈴木サトさんが作っていた「おサト羊羹」を改名。
旧こどものくにの前にはういろう店が軒を並べます。

味もお値段もやさいしい。
もっちりほっこりのお菓子。

 

青島せんべい

昭和40年代から親しまれている、青島といえば!の土産菓子。

お菓子の日進堂

ホワイトとナッツの2種類の香ばしいクリームを、薄焼きせんべいでサンド。
ゴーフルに似たお菓子。

 

青島周辺の観光地

堀切峠

青島から約4km。

『男はつらいよ 寅次郎の青春』で、満男の乗ったバスが通る。

 

道の駅フェニックス

堀切峠から約1km。

『男はつらいよ 寅次郎の青春』で、追いついた泉が満男をバスから降ろす。

マンゴー、日向夏と宮崎らしいソフトクリームもありますが、明日葉ソフトクリームが気になります。