【島根】安来名物・清水羊羹と清水寺

ずっーと行きたかった足立美術館。
近くに日本で6番目に古いお菓子屋さんがあるというので行ってみました。

 

えいけい
えいけい

こんにちわ、えいけい(@umaimon888)です。
お菓子屋さんに寄り道しながら旅行をするのが趣味です。

 

島根県安来市にある黒田千年堂。
正確な創業年は不明、1333年(鎌倉時代)以前。
(一番古いのは、京都の一文字屋和輔で1000年創業)

作っているのが、清水(きよみず)羊羹。

近くには清水寺という、名前の由来にもなっている寺があります。
せっかくここまで来たのだから、お菓子を買っただけで帰ってはもったいない。
寺まで足を運んでみることにしました。

そしたら、なんと、とても素敵なところだったのです。

 

*2018年11月の訪問時点の情報です。
価格等変更の可能性もあるのでご確認ください。

清水寺

島根県安来市清水町にある天台宗の寺。

天台宗は、1200年前に唐で学んだ最澄がひらいた仏教の宗派。
総本山は、比叡山延暦寺(滋賀県大津市)。

清水寺は、1400年以上前に建てられたが、戦国時代に多くが焼失、現在の建物は江戸時代の復興によるものです。
唯一、1393年(室町時代)に建立された根本堂は、戦国の兵火をまぬがれました。

根本堂

本堂奥にそびえる三重塔は、山陰唯一の木造の多宝塔。

厄除けの名所でもあります。

広い敷地に、本堂、三重塔など多くのお堂だけでなく、宝物館、旅館、清水羊羹の店などが建ち並ぶ、なかなかに見応えのある寺でした。

 

清水羊羹

平安時代、天台宗の僧・円仁が唐からの帰り道、この地に立ち寄り、 唐で食べた羊の肝料理の話をしました。
人々はそれを再現し、やがてそれは精進料理となり、そして後に羊羹となりました。

ザ・羊羹の歴史、しびれます。

境内には、4軒の清水羊羹の店が軒を連ねます。

私は、黒田千年堂 本店で清水羊羹を購入してから清水寺に行ったんですが、境内に並ぶ売店はどこもすごく趣があって、こっちで買えばよかったと思いました。

黒田千年堂

鎌倉時代末期、黒田千年堂は瑞光山清水寺から、清水羊羹製造の門外不出の極伝を授けられます。

180g300円から。
ザイズ違い、小さめがあるのも嬉しいです。

精進料理

参道沿いには、寺坊伝統の肉、魚を一切使わない精進料理を出す旅館が2軒あります。

参拝とともに精進料理をいただくのが、古くからの慣習だそうです。
羊羹が精進料理から派生したというのもあって、これはぜひとも食べなければ。

どちらも雰囲気が良く、迷ったすえ、紅葉館へ。

精進料理 2160円。
胡麻豆腐、絶品。
豆腐を使ったうなぎ蒲焼や、わらび粉を使ったイカ刺しなど。

肉、魚のない物足りなさは全くなく、美味しかったです。

席は個室で、窓からは三重の塔。

なんとも幸せな一日でした。