【日本100名城】城下町で食べる_中国

鳥取県

鳥取城(鳥取市)

築城年 天文年間(1532年 – 1555年)/室町時代
城郭構造 梯郭式平山城
築城主 但馬山名氏
主な城主 山名氏、吉川氏、宮部氏、池田氏
遺構 石垣、堀、井戸
再建造物 中仕切門、 大手門、擬宝珠橋

戦国時代から江戸末期にかけての城郭形態の変化を窺うことができる。

島根県

松江城(松江市)

築城年 1611年(慶長16年)/江戸時代
城郭構造 輪郭連郭複合式平山城
築城主 堀尾忠氏(出雲国松江藩の初代藩主)
主な城主 堀尾氏、京極氏、松平氏
遺構 現存天守、石垣、堀
再建造物 櫓、門、橋
城下町 町のあちらこちらに川が流れ、水堀が張り巡らされている。
武家屋敷が残る

鎌倉時代から戦国時代かけて、在地領主・末次氏代々の居城。
江戸時代には松江藩の政庁。

松江藩7代藩主である松平治郷(不昧公)は、松江に茶の湯文化を広めた第一人者とされてる。

【島根】「不昧公好み」松江のお菓子
日本三大菓子処と言われているのが、「京都」「金沢」「松江」。3つの町に共通しているのは、殿様のお膝元、茶の湯文化が発達した城下町である。また、日本三大銘菓といわれているのが、「越乃雪/越乃雪本舗大和屋...

月山富田城(安来市)

築城年 1185年(文治元年)頃か/鎌倉時代
城郭構造 複郭式山城
築城主 佐々木義清
主な城主 富田義泰、富田秀貞、尼子氏歴代、、塩冶掃部介、吉川元春、堀尾吉晴
遺構 石垣、曲輪、堀切、井戸
再建造物 石垣、侍所
城下町 関ヶ原の戦後に入城した堀尾氏が慶長16年(1611)に居城を松江城に移すまで城下町として繁栄
城下町の趣を色濃く残しているのは広瀬
吉田酒造(1743年創業。広瀬藩の藩公特許による酒造館)

津和野城(津和野市)

築城年 永仁3年(1295年)/鎌倉時代
城郭構造 連郭式山城
築城主 吉見頼行
主な城主 吉見氏、坂崎氏、亀井氏
遺構 櫓2棟、石垣、空堀
再建造物
城下町 山陰の小京都
石畳の通りや細い路地、藩校跡や家老の屋敷など、江戸初期に形成された城下町の町並みが残る。
橋北地区は、国重要伝統的建造物群保存地区。

江戸時代には津和野藩亀井氏の居城であったが、藩庁は急峻な山城を避け山麓に置かれた。

郷土菓子 源氏巻

幕末に津和野藩の御用菓子司・見墹情貫堂(閉業)が、練った小麦粉を薄く焼いた生地に紫色の餡を詰めた菓子を藩主に進上。『源氏物語』の「若紫」に出てくる和歌にちなんで「源氏巻」と名付けられたとされる。

開正堂

岡山県

津山城(津山市)

築城年 嘉吉年間(1441年~1444年)/室町時代
城郭構造 梯郭式平山城/日本三大平山城のひとつ(姫路城・松山城)
築城主 山名忠政
主な城主 山名氏、森氏、松平氏
遺構 石垣、堀
再建造物 備中櫓、土塀
城下町 中心市街地は、江戸時代に築かれた城下町の町割りを基盤としている。
戦災を受けていないため、町屋やお屋敷が残る。
城西・城東地区は、国重要伝統的建造物群保存地区。

現在は、鶴山公園。

備中松山城( 高梁市)

城主:さんじゅーろー

築城年 1240年/鎌倉時代
城郭構造 連郭式山城/日本三大山城の一つ(岩村城・高取城)
築城主 秋庭三郎重信
主な城主 三村氏、水谷氏、板倉氏
遺構 現存天守・櫓・塀、石垣、土塁
再建造物 櫓・門・塀
城下町 江戸期、山麓の城下町に「御根小屋」と呼ばれる藩主の御殿と家来の武家屋敷群を構え、そこで藩の政務を行った。現在、跡地は岡山県立高梁高等学校。

現存天守12城の一つ。

 

天任堂

高梁のゆべしは、天任堂の先祖が松山藩主板倉家6代目に、土地の柚子を使って作った餅菓子を献上したのが始まりといわれる。

鬼ノ城(総社市)

築城年 7世紀後半
城郭構造 古代山城(神籠石式山城)
築城主 大和朝廷
主な城主
遺構 城門、角楼、石塁、土塁、水門、敷石
再建造物 城門、角楼、土塁
城下町

大和朝廷が本土防衛のため九州や四国に対外防衛上築いた城のうちの一つではないかといわれる。
桃太郎伝説(吉備津彦命による温羅退治)の伝承地として知られる。

 

岡山城(岡山市)

築城年 1346年 – 1369年(正平年間)/南北朝時代
城郭構造 梯郭式平山城
築城主 上神高直
主な城主 宇喜多氏、小早川氏、池田氏
遺構 櫓、石垣、堀
再建造物 外観復元天守・外観復元門・外観土塀
城下町 宇喜多直家の代から城下町を形成

城跡は烏城公園。
日本三名園のひとつ、後楽園に隣接。

 

大手饅頭伊部屋

1837(天保8)年創業
岡山藩主が主力商品の饅頭に「大手饅頭)」と名付けた。

廣榮堂

1856(安政3)年創業

広栄堂武田

1856(安政3)年創業

広島県

福山城(福山市)

築城年 1622年/江戸時代
城郭構造 輪郭式平山城
築城主 水野勝成
主な城主 水野氏、松平氏、阿部氏
遺構 櫓・門・鐘楼、石垣
再建造物 天守、月見櫓、御湯殿
城下町 町屋の集中した城下東部は「本通り」を軸として福山市街の中心地となる。

天守の外壁を鉄板張りにした例は全国唯一。

 

虎屋本舗

1620(元和6)年創業
藩の御用菓子司

とんど饅頭
白小豆あんの焼き饅頭。
備後福山藩献上菓。
備後国福山藩初代藩主が命名。

虎焼
江戸時代中期、八代目当主が屋号にちなみ虎の模様に焼き上げたどら焼。

郡山城(安芸高田市)

築城年 不明
城郭構造 山城
築城主 毛利氏
主な城主 毛利氏
遺構 曲輪、石垣、土塁、堀切、井戸
再建造物
城下町

安芸国の戦国大名毛利氏の居城であった。

広島城(広島市)

築城年 1589年(天正17年)/安土桃山時代
城郭構造 輪郭式平城
築城主 毛利輝元(豊臣政権五大老の一人)
主な城主 毛利氏、福島氏、浅野氏
遺構 石垣、堀
再建造物 外観復元大天守・表御門・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓
城下町 城下の町割りは、広島城の築城とともに始められる。城を取り巻く形で武家屋敷、その外側には職人・商人の町人町や寺社が設けられた。

現在天守閣は再建され、広島城博物館になっている。

山口県

岩国城(岩国市)

築城年 慶長6年(1601年)/江戸時代
城郭構造 連郭式山城
築城主 吉川広家
主な城主 吉川家
遺構 隠居所長屋、石垣、水堀、空堀
再建造物 天守、旧天守台(発掘復元)
城下町 城下と城を隔てる錦川には錦帯橋が架けられ、町は錦帯橋の道筋を基準に整備された。「大明小路」

江戸時代初期は岩国領の居城。
現在、御土居跡は、吉香公園。

 

郷土料理 岩国寿司

岩国藩主に命じられ考案された保存食という説や、藩主への献上品といった説があり、「殿様寿司」とも呼ばれる。

萩城(萩市)

築城年 慶長9年(1604年)/江戸時代
城郭構造 梯郭式平山城(指月山)
築城主 毛利輝元
主な城主 毛利氏
遺構 長屋、石垣、堀
再建造物 北の総門・土塀・土橋
城下町 現在でも町筋はそのままに残り、往時の面影をとどめている。
佐々並市・浜崎・堀内地区・平安古地区は、重要伝統的建造物群保存地区。

現在、城跡は指月公園。
二の丸入口近くに旧厚狭毛利家萩屋敷長屋(重要文化財)が現存。