【石川】金沢のお菓子

日本菓子三大処のひとつだけあって、伝統菓子屋や老舗菓子店も多く、お菓子屋巡りが楽しい街でした。

加賀百万石、裕福な藩は幕府ににらまれるので、積極的に学問や芸術を推奨しました。
また、藩祖前田家は、織田信長や豊臣秀吉の影響を受け、千利休や織田有楽に茶の湯を学び、茶の湯の文化も発展しました。

金沢の伝統菓子

福梅

森八 福梅

加賀藩前田家の家紋、梅鉢紋をかたどった最中。
白と薄紅の2色。
正月菓子。

千歳

森八 千歳

あんこを求肥で包み紅白の和三盆をまぶしたもの。
祝い菓子。
森八発祥と言われる。

福徳せんべい

諸江屋 福徳せんべい

打ち出の小槌や俵型など縁起のいい形の最中煎餅の中に小さなが玩具が入っている
正月菓子。

辻占

砂糖と餅粉でつくった生地を巾着包みにしたお菓子で、中には占い、金言、格言等が書かれた紙片が入っている。
正月菓子。

金花糖

鯛や果物、野菜など、海の幸山の幸を型どった砂糖菓子。
桃の節句の祝菓子。

柴舟

柴を売りにくる川舟「柴舟」に似せてそらせた、生姜と砂糖を塗った煎餅。

五色生菓子

婚礼祝菓子。
樫田吉蔵という職人が、2代将軍徳川秀忠の娘・珠姫が前田利常に輿入れした際に「五色生菓子」を創作。
五種の生菓子は諸説あるが、それぞれが森羅万象を意味する。

老舗菓子屋

加賀藩御用菓子司 森八

1625年創業の加賀藩御用菓子司。
金沢のお菓子を語るに避けて通れない店。

日本三銘菓の1つ、長生殿はここのお店のもの。

長生殿は、三百数十年前からある落雁。

あめの俵屋

1831(天保元)年創業。


じろあめの材料は、米と大麦、水とシンプル。

諸江屋

1849(嘉永2)年創業。

看板商品は、落雁。