日本三大菓子処

京都・金沢・島根、選定理由は人口あたりの和菓子屋の数の上位3つだそうです。

NTTタウンページ調べによると、人口10万人当たりの登録件数は、1位:京都府、2位:石川県、3位:島根県、4位:佐賀県、5位:岐阜県です。(2015年)

共通点は、茶の湯文化が栄えた城下町、でしょうか。

また、和菓子の1世帯当たり年間支出金額(総務省統計局の家計調査 2016~2018 年平均)は、1位:石川県金沢市、2位:岐阜市、3位:山形市、4位:滋賀県大津市、5位:京都市です。

和菓子屋の軒数の割に支出額大きい山形市、気になります。

 

15世紀から16世紀かけて茶の湯が発展。
16世紀には、南蛮菓子、砂糖が入ってくる。

和菓子は、信仰やお祭り、年中行事との関わりの中で地域の特性に応じて発展してきたので、節目節目の行事や祭事とともに続いてきました。

京都府京都市

和菓子といえば京都とイメージしやすいくらい有名店、老舗店がありますね。
現存する最古の和菓子屋も京都にあります。

1000年創業、一文字屋和輔のあぶり餅。
今宮神社参道にある日本最古の飲食店です。

【京都】あぶり餅と今宮神社
京都市北区紫野にある今宮神社の参道には、1000年の歴史を持つ日本最古の菓子屋があるというので行ってみました。 えいけい こんにちわ、えいけい(@umaimon888)です。 お菓子屋さんに寄り道しな...

1587年10月1日、北野天満宮にて豊臣秀吉が大茶会を開催。
千利休も参加です。

紅葉シーズンのみ有料で入れるもみじ苑では、利休の好物といわれるふの焼きを基にしたお菓子、北野大茶湯がいただけます。

石川県金沢市

加賀藩前田家の初代と二代目は、千利休の弟子だったと言われており、続く藩主たちも茶の湯をたしなんでいます。

【石川】金沢のお菓子
日本菓子三大処のひとつだけあって、伝統菓子屋や老舗菓子店も多く、お菓子屋巡りが楽しい街でした。 加賀百万石、裕福な藩は幕府ににらまれるので、積極的に学問や芸術を推奨しました。 また、藩祖前田家は、織田...

島根県松江市

松江藩の7代藩主 松平治郷(まつだいらはるさと)、またの名を不昧公(ふまいこう)。
松江の菓子文化を語るのに、不昧公の存在は欠かせません。
食文化や美術工芸を発展に努めます。
当時の茶会で使われた和菓子は「不昧公好み」と呼ばれて、現代にも受け継がれています。

【島根】「不昧公好み」松江のお菓子
日本三大菓子処と言われているのが、「京都」「金沢」「松江」。 3つの町に共通しているのは、殿様のお膝元、茶の湯文化が発達した城下町である。 また、日本三大銘菓といわれているのが、「越乃雪/越乃雪本舗大...