農林水産省選定の「農山漁村の郷土料理百選」に、北陸(新潟・富山・石川・福井)から選ばれた料理です。
「農山漁村の郷土料理百選」では、食育研究家などをふくむ8名が、約3000品の中から各県2、3品を選んでいます。
料理説明の引用:農山漁村の郷土料理百選 選定料理一覧
新潟
料理説明の引用:農山漁村の郷土料理百選 選定料理一覧
未)のっぺい汁
鶏肉、ニンジン、ゴボウ、レンコン、サトイモなどの季節の食材を鍋で煮込む汁物です。片栗粉などを用いず、サトイモで自然なとろみを付けるのが特徴。汁物としては珍しく、冷ましてから食すこともあります。
笹寿司
クマザサの葉の上にすし飯をのせ、山菜や川魚などの身近な食材を具に使った寿司。地域により押し寿司にする場合や、すし飯に具材をのせる場合、すし飯に具材を混ぜる場合など様々な方法で食されています。
起源としては戦国時代に上杉謙信が武田信玄との合戦の際、山奥での器のかわりに抗菌作用のある笹の葉を用い、携行食としたことがはじまりとされます。
道の駅あらい(妙高市)で購入
富山
ます寿し
円形の器に笹を敷き詰め、その上に塩漬けしたマスの切り身と酢飯を詰め、笹で包みこみ重石をして作られる押し寿司。
享保二年(1717年)、良質の越中米と神通川のアユで作ったのがはじまりとされ、富山藩主の前田利興が八代将軍吉宗に献上したところ、その美味しさに食通の吉宗が唸ったと伝えられています。
まつ川(富山市)
あけてびっくり、ごはんが上だった。。。
未)ブリ大根
ブリとダイコンをしょうゆや砂糖、だし汁などで甘辛く煮る料理です。
ブリは成長に伴って何度も名を変えることから、縁起のいい出世魚といわれています。富山湾では良質なブリが多くとれることから、照り焼きやブリのあんじゃなます(ブリを使ったなます)など、沢山のブリ料理が生まれ愛されてきました。
石川
未)かぶら寿し
塩漬けにしたブリを同じく塩漬けにしたかぶではさみ、麹(甘酒)に漬けた「なれ寿司」の一種です。金沢では古くから冬の保存食として食べられており、家庭ごとに様々な味が存在し、ブリではなくサバも用いられます。
古い記録としては、「金沢市史」(風俗編)に宝暦七年(1757年)の頃の年賀の客をもてなす料理として「なまこ、このわた、かぶら鮓(すし)」との記述があります。
これも食べたかったのだけど見つけられなかった。
治部煮
江戸時代から伝わる郷土料理。
鴨肉や鶏肉の切り身に小麦粉をまぶし、すだれ麩、野菜と共にだし汁で煮る椀物で、薬味にわさびを添えて食べます。片栗粉が肉のうまみを閉じ込め、汁に適度なとろみをつけます。
ばん亭(加賀市)
福井
越前おろしそば
大根おろしとだしをたっぷり使って食すそばです。
江戸時代に、領主が非常食としてそばの栽培を命じ、そばに越前産の大根をおろしたものとだしをかける食べ方が推奨されたのが起源とされています。
けんぞう蕎麦(永平寺町)
蕎麦を汁につけて食べるのではなく、ぶっかけて食べます。
さばのへしこ
塩漬けにしたサバをぬかに漬け込んだ福井県若狭地方の伝統料理です。
・・・
サバをはじめ、イワシやニシン、フグなどで作る「へしこ」は江戸時代中頃が起源といわれています。
実はまだちゃんとへしこ、食べたことないんですが、道の駅若狭おばま(小浜市)でへしこソフトを食べました。
鯖のおもちゃのUFOキャッチャー、挑戦したけど取れなかった。