日本で最も古い菓子屋10軒

1番古いお菓子屋さんは、1000年創業(平安時代)。
10番目でも、1502年創業(室町時代)。

行ってない店は残すところ、京都の水田玉雲堂。
いつ行けるかなぁ。

11~20番目に古いお店はこちら↓↓↓

日本で11~20番目に古い菓子屋
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参考;Wikipedia「日本の老舗一覧」

*最初に記事を書いた2021年6月時点では、1184年創業ということで藤戸饅頭本舗(岡山)が3番目に入っていましたが、いつの間に消えてました。
1184年は藤戸饅頭の起源で、創業は1860年とういうことなのかな。
2023年11月時点の情報に更新しました。

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一文字屋和輔【京都】

1番目。

店名 一文字屋和輔
住所 京都府京都市北区紫野今宮町69
創業 1000年
菓子 あぶり餅

今宮神社参道にある日本最古の飲食店。

あぶり餅は、口サイズのお餅を竹串に餅を指し、炭火で炙って白みそのタレをつけたもの。

【京都】あぶり餅と今宮神社
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五郎兵衛飴総本舗【福島】

2番目。

店名 五郎兵衛飴総本舗
住所 福島県会津若松市駅前町7-11
創業 治承年間(1177年 – 1180年)
菓子 五郎兵衛飴

もち米と麦芽を合わせて糖化させ、袋に入れて絞り、じっくり煮詰めたもの。
食感は食感はゼリーとグミの中間のような柔らかさ。

素朴な黄金糖味、絶妙な食感、リピしたいお菓子でした。

弁慶自筆の書状が残されている。
1189(文治4)年、京から平泉へと下った源義経が飴を所望。
その代金の借証文として、弁慶が一筆書き残したそうです。

製造は継続しているが、販売していた店は閉めたようです。
2023年7月時点で確認できた販売店は、鶴ヶ城の売店・鶴ヶ城会館・会津若松駅構内の売店でした。

紅蓮屋心月庵【宮城】

3番目。

店名 紅蓮屋心月庵
住所 宮城県宮城郡松島町松島字町内82
創業 1327年(嘉暦2年)
菓子 松島こうれん

宮城県産のササニシキを薄い餅状にし、炭火で焼き上げた煎餅。

約700年、一子相伝にて23代に渡り、その製法を伝え続ける。

かん袋【大阪】

4番目。

店名 かん袋
住所 大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1
創業 1329年(元徳元年) 鎌倉時代末期
和泉屋徳兵衛が和泉屋という商号で御餅司の店を開いたのが始まり
菓子 くるみ餅
室町時代、堺の町が明との勘合貿易の港として栄えていたころ、明から農作物を利用して作られた。
かん袋と名付けたのは、豊臣秀吉。
明治時代には、製氷技術が輸入される。
かき氷をかけて食べられるようになったのが氷くるみ餅。

黒田千年堂【島根】

5番目。

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店名 黒田千年堂
住所 島根県安来市清水町110-1
創業 1333年以前
菓子 清水羊羹

平安時代、天台宗の僧・円仁が唐からの帰り道、この地に立ち寄り、 唐で食べた羊の肝料理の話をしました。
人々はそれを再現し、やがてそれは精進料理となり、そして後に羊羹となりました。

鎌倉時代末期、瑞光山清水寺より、門外不出の清水羊羹製造方法を授けらました。

 

清水寺おすすめです。

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塩瀬総本家【東京】

6番目。

店名 塩瀬総本家
住所 東京都中央区明石町7-14
創業  1349年(貞和5年)
菓子 志ほせ饅頭

志ほせ饅頭は、一口薯蕷饅頭。

宋で修業を終えた僧が帰国する際、中国人弟子・林淨因が付いてきました。
林淨因は奈良に住み、お饅頭を作って売り出しました。
これが、塩瀬総本家の始まりです。

奈良には、林淨因を祀った林神社があり、4月19日には「饅頭まつり」が執り行われています。

林神社【奈良】

奈良市、漢國神社内にあります。
狛犬ならぬ狛饅頭なのがかわいい。

近くに見逃せないお饅頭がひとつ。
千代の舎 竹村(1701年創業)の奈良饅頭には、「林」の印。

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亀屋陸奥【京都】

7番目。

店名 亀屋陸奥
住所 京都府京都市下京区西中筋通七条上ル菱屋町153
創業 1421年
菓子 松風

味噌風味の歯ごたえしっかりしたカステラ風焼き菓子。
小麦粉、砂糖、麦芽飴、白味噌を混ぜて自然発酵させ、芥子の実をふりかけて焼く。

亀屋陸奥は、建立当時から、本願寺に仕えてきた。
元亀元年(1570年)から11年続いた織田信長と本願寺の戦いの際は、松風は兵糧にもなったと言われる。

 

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総本家駿河屋【和歌山】

8番目。

店名 総本家駿河屋
住所 和歌山市駿河町12番地
創業  1461年
山城国伏見九郷の里・舟戸の庄に、「鶴屋」の屋号で饅頭処を開いたのが始まり
菓子 太閤秀吉献上羊羹

本ノ字饅頭

煉羊羹(ねりようかん)発祥の店。
1589年(天正17年)に初めて作られ、1658年(明暦4年)に製法を確立したとされている。

太閤秀吉献上羊羹は要予約で、知らなかったのでゲットできず。

本ノ字饅頭は、1461年(寛正2年)から作り統けられている焼饅頭。
江戸時代には参勤交代の携行食としても重宝されていた。

立派な焼印♡
焼印のついた饅頭で、焼かれて生地が固く香ばしくなったとことふわふわのとこが口の中で混ざって美味よね。

水田玉雲堂【京都】

9番目。

店名 水田玉雲堂
住所 京都府京都市上京区上御霊前町394
創業 1477年
菓子 唐板

唐板は、小麦粉と上白糖、塩、卵を混ぜて薄くのばしたものを銅板の上で焼いて、短冊状に切り分けた煎餅。

平安時代、京で疫病が流行し、多くの人が亡くなった。
その年おこなった御霊会で、煎餅を疫病除けとして神前に供えられたのが始まり。

 

平戸蔦屋【長崎】

10番目。

平戸藩主の御用菓子司をつとめていた。

店名 平戸蔦屋
住所 長崎県平戸市木引田町431
創業 1502(文亀2)年
菓子 カスドース

カスドースは、安土桃山時代にポルトガルから伝わったとされる、平戸の郷土菓子。
カステラを卵黄にくぐらせ、熱した糖蜜に浮かべ、たっぷりの砂糖をまぶす。
この贅沢な菓子は、平戸藩門外不出の菓子として扱われ、庶民には幻の存在だった。

おまけ)日本最古の菓子

清浄歓喜団

奈良時代に伝来した日本最古のお菓子と言われています。

唐菓子とは「からくだもの」と呼ばれ、仏教と共に伝わりました。
一般庶民は口にすることは出来ず、貴族のみに与えられたものでした。

 

おまけのおまけ)日本最古の加工食品

日本最古の加工食品は「餅」