宮崎での寅さんロケ地巡りはシンプル。
舞台になったのは、45作目 『寅次郎の青春』のみ。
そして、ロケ地は南部に固まっています。
45作目 | 男はつらいよ 寅次郎の青春 |
公開 | 平成4年(1992年)12月 |
マドンナ | 後藤久美子・風吹ジュン |
宮崎県油津、理髪店の女主人の家に逗留する寅さん。友人の結婚式で宮崎に来ていた泉と偶然再会。その時、寅さんは足をくじいてしまい、満男が迎えに来ることに。
2021年の訪問です。
青島神社(宮崎市)
海幸彦・山幸彦伝説の舞台と言われる周囲1.5kmほどの小さな小島を、鬼の洗濯岩とよばれる奇岩が取り囲む。
島には熱帯・亜熱帯性植物が生い茂り、昔は霊地として一般の入島が許されていませんでした。
島全体が境内となる神社。
オープニング
木陰で夢から覚める寅さん。
バックは青島の海、鬼の洗濯岩。
映画の中では、鬼の洗濯岩が広がっていたのだけど、満潮の時に行ってしまったので見えていません。
木は大きく育ち、遊歩道もリニューアルされていました。
鳥居のたもとでポンシュウと貯金箱をバイしていると、警察に取り締まられます。
慌てて片づけて退去する際、橋の上でスーパーボールをぶちまけます。
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油津(日南市)
喫茶店で、寅さんと理髪店の女主人・蝶子(風吹ジュン)が出会います。
その後、蝶子の理髪店で再会し、そのまま逗留。
堀川橋・堀川運河
堀川運河は、飫肥藩が飫肥杉の運搬を効率的に行うためにつくられた運河。
撮影当時にはもうこの運河で杉の運搬はされていなかったけど、映画の中では船で杉を運ぶ様子を見ることができます。
こうやって歴史の破片が映画で残るのって素敵。
堀川橋の上から。
右側の窓が4つある白い建物、手前のやつ。
2階の手前の窓際で寅さんがたたずむシーンも。
油津吾平津神社の前。
寅さん、財布の中をみるとお金が思ったほど残っていません。いつものことながら。
橋の近くの堀川資料館には、寅さんの資料も展示されています。
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飫肥城址/大手門前(日南市)
蝶子と歩いていた寅さん、泉と再会。
階段の途中で足をくじきます。
上から寅さんと蝶子、下から泉。
宮崎空港(宮崎市)
寅さんを迎えに、満男到着。
バスに乗ります。
道の駅フェニックス(宮崎市)
蝶子の弟・竜介(永瀬正敏)の運転で満男を追いかける泉。
ここで追いつき、満男をバスから降ろします。
当時はまだここは道の駅ではなく、バス停名も「フェニックスレストラン」でした。
石波海岸(串間市)
水辺で戯れる満男と泉。
それを眺めながら、寅さんと蝶子、「港が見える丘」を唄います。
ポスターの背景もこの海岸。
ここが宮崎での最後のシーン。
映画では触れないけど、ここに浮かぶ幸島には、海水でサツマイモを洗い、塩で味付けして食べる猿の群れが住んでいます。
ちなみにラストは、下呂温泉(岐阜)でバイしてる時、蝶子の弟・竜介と再会。
この、毎回最後に別の観光地に切り替わるのが、時間の流れを感じつつ旅情も掻き立てられてなんとも好きなんですよね。