【京都】あぶり餅と今宮神社

京都市北区紫野にある今宮神社の参道には、1000年の歴史を持つ日本最古の菓子屋があるというので行ってみました。

 

えいけい
えいけい

こんにちわ、えいけい(@umaimon888)です。
お菓子屋さんに寄り道しながら旅行をするのが趣味です。

航空会社のマイルの期限が切れそうだったので、慌てて関西旅行を手配。
久々の京都は、もちろん老舗菓子屋や伝統菓子を巡る旅でした。

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*2019年12月の訪問時点の情報です。
価格等変更の可能性もあるのでご確認ください。

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一文字屋和輔

今宮神社参道に店を構える一文字屋和輔の創業は1000年(平安時代)。

あぶり餅だけを提供する専門店です。

994年、はやる疫病を鎮めるため行われた祈願(御霊会)が、今宮神社の始まりといわれます。

祈願には竹が使われ餅が供えられました。
1000年、初代がそれらを参拝者にふるまったのがのが、あぶり餅起源という説も。
もう一つは、初代が香隆寺の名物「おかちん(勝餅:あぶり餅)」を今宮神社に奉納したのが始まりという説。

建物の一部には、江戸時代(元禄年間)のものが残っています。

 

あぶり餅

きな粉をまぶしたお餅を親指くらいの大きさにちっぎって竹串に刺し、炭火であぶり焦げ目をつけ、特製の白みそだれを絡めます。

きな粉と餅の焦げた香ばしいところに絡んだ甘めの味噌とやわらかぁI餅のハーモニーがたまりません。
一皿13本入り(500円)で多いかな、と思ったけど、全然。
お代わりしようかと思いました。

お代わりするようだったら、ぜひ、向かいのかざりやへ。
こちらも創業400年の老舗。

一文字屋和輔とかざりやは、参道で向かい合っています。

 

丸い餅は、三種の神器の一つ「神鏡」を形どり、神聖なものとされていました。
また、あぶり餅で使われる竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を使っています。
あぶり餅は、長い間、厄除けなどのご利益がある門前菓子として親しまれてきました。

今宮神社

ここには、平安建都以前より、疫神を祀る社があったといわれています。

始まりは、平安時代、疫病を鎮めるため行われた紫野御霊会。
長く厄除けのご利益ある神社として崇められてきました。

あぶり餅だけでなく、見所の多い神社でもあります。

玉の輿神社

今宮神社は、別名「玉の輿神社」。
良縁や玉の輿にご利益がある神社としても人気を集めています。

京都・西陣の八百屋の娘お玉は、徳川三代将軍・家光に見初められ側室となります。
そして、息子・綱吉は五代将軍となりました。
お玉、つまり桂昌院が、八百屋の娘にして大奥で頂点に立つ身分となったことが、「玉の輿」の言葉の由来という説があります。
そして、桂昌院が当時荒れていた故郷の今宮神社の復興に努めたことから、玉の輿神社と言われるようになったそうです。

「玉の輿お守」など売っています。

私が行った時も、若い女性が多かったです。

阿呆賢(あほかし)さん

今宮神社の境内にある阿呆賢さん。
この石を軽く撫でてから、自分の体の悪いところを摩れば健康の回復が早まると言われています。

また重軽石(おもかるいし)とも呼ばれ、石を手の平で軽く三度たたいて持ち上げた後、願い事を込めて手の平で三度なでて持ち上げてみて、軽くなっていれば願いが成就すると言われています。

 

織姫社

織姫社に祀られる栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)は、七夕伝説のヒロイン織姫の機織りの先生と言われる織物の祖神。

 

食べても祈ってもご利益のありそうな、今宮神社。
京都旅行の際にはぜひ、足を運んでみてください。